
この冬は本当に雪が多く、特急の車窓の風景もずーっとこんな感じでした。
本州の人間にとっては、こういう景色はなかなか見られるものではありません。
旭川着後、バスで旭山動物園へ。すぐに狼舎へ向かいましたが、全員お休み中だったので、他の動物を見に行きました。
因に気温は-6.5℃でした。

エゾシカ。ほとんど動かずに雪の中で佇んでいました。
顔に雪を乗せたまま、何か哲学者のような雰囲気を漂わせていました。

一瞬目が合ったキタキツネ。冬毛ふわふわ、もふもふ。
北海道を代表する動物の一種です。

猛禽類のコーナーに居たオオワシ。
とにかく凛々しい!

どの角度から見ても惚れ惚れする美しさ。
お昼を済ませてから再び狼のところへ行ってみたら、元気に動いていました。
彼らに会うのは4ヶ月ぶりです。

ケン。真っ白な雪の中で、黒毛との対比が美しい。

個人的にお気に入りのヌプリ。雄らしいがっしりした体つきになっていました。

2011年生まれの兄妹、チュプとヌプリ。

2012年生まれのカント。鼻に乗った雪がチャーミング。

カントと同じ年生まれの姉妹、ノンノ。
光の反射で茶色っぽく見えますが、黒に近い焦げ茶色の狼です。
二頭とも、すっかり大きくなりました。

この2頭は、よく取っ組み合って遊びます。

どちらが強い、という序列はまだないようで、じゃれあいを何度か繰り返していました。

結構激しくやりあうので、時たま谷(モート)に落ちたりしますが、柔らかい新雪の上なので怪我する心配もなく、見ていて楽しくなります。

顔が雪だらけになってもお構いなしで遊びます。
狼たちは閉園のアナウンスに合わせてよく遠吠えをするので、この日も閉門まで待っていましたが、結局聴く事はできず。
あきらめて札幌に帰ることにしました。
この日、閉門になる3時半の気温が-7.2℃でした。
厳冬の旭川に備えてそれなりの装備はしてきましたが、長時間屋外にいると寒さで体が痺れてきました。
もしマイナス2桁だったら、きっと耐えられなかったでしょう…。
でも、元気な北の動物達に会えてよかった。