会いたい子は沢山いたのですが、まずはアムールトラのテンちゃん。
以前、このブログhttp://mysketchbookblog.sblo.jp/article/61064350.htmlでも紹介しました、人工哺育で育った雄のトラです。
母親のミーのお乳の出が良くなくて、人の手で育てられたアムールトラの子も、生後半年を過ぎ、「テン」という名前もついて、順調に育っています。
基本的に母親が運動場に出ている時は獣舎の中にいるテンちゃん。

ゴロゴロしたり、ひっくり返ったり、体は大きくなったけれど、仕草はまだ子供っぽい。

上目遣いもたまりません。

この日はzoo友達のHさんと一緒にあちこち廻って、ホッキョクグマのおやつタイムを見てから、3たびトラ舎へ行ってみたら…
テンちゃんが外の運動場に出ていました!
実は、母親のミーが度々帰宅拒否をするそうなのです。
親子と言えどもまだ2頭一緒に展示ができないので、ミーが獣舎に入らないとテンは外に出られません。
そう聞いていたので、外で見られる確率は低いと思っていたから、見られて本当に嬉しい!
という訳で、撮りまくったテンちゃんの姿を色々と並べます。
とにかくぴょこぴょこと活発に動き廻ること!
丸太の上で何してるの?

後ろ姿にも萌えます。

生後6ヶ月半は、大人になりかけの段階。
この時期特有の、手足の太さと体とのアンバランスさが何とも言えません。
母のミーを凌ぐ大きさに成長するのは間違いないと思われます。
午後4時、後ろ髪を引かれる思いで「またね」と挨拶しました。
元気に成長してくれて、本当に嬉しく思いました。
やむない事情で離されて育ったトラの子とその母親。
私達は、立派に育ったテンちゃんを見て勝手な感想を述べているだけですが、ここまで来れたのは動物園のスタッフの並々ならぬ努力があってのことです。
生後間もない猛獣の子供を育てるには、大変な努力と忍耐が必要だったはず。
あらためて、スタッフの皆様に感謝とお礼をしたいと思います。
願わくば、離れて過ごした親子が、対面して、お互いに認識をして、同居できるようになりますように。