埼玉県を訪れるのは初めてだったので、全く未知の土地でした。
目的の動物園があるのは、そんな私でも名前だけは知っているさいたま市でも熊谷市でもなく、東松山市という所です。事前に動物園までのルートを検索して行ったのですが、耳馴染みのない地名ばかりでしたので、メモが手放せませんでした。
まず、新幹線で品川まで行き、山手線に乗り換え池袋に。そこから東武東上線に乗り高坂駅に。駅からバスに乗り動物園に無事に着きました。
こども動物園という名前を聞いて、ファミリーや子供向けのこじんまりした動物園かなというイメージでした。確かに動物園では定番のゾウやライオンや猛獣がいないという点ではファミリー向けなんでしょうが、実際には自然の地形を利用した広い森の中に、動物が点在している、という感じでした。
まず向かったのがここです。
マヌルネコ〜!
マヌルネコはモンゴルに住むヤマネコの一種で、原始的なネコの一種。ずんぐりとした体型が特徴です。
地元の東山にいるマヌルネコのハニーは、ここの出身なんです。
個体識別が出来ませんが、写真の子は今年4頭生まれた子供のうちの1頭で、ハニーの弟妹に当たります。
可愛い、そしてすごい目力。
上の2頭は子供達で、兄弟です。
こちらは大人のマヌルネコのマリイさん。この体型、たまりません。
マヌル達のいる小屋。外側に金網で覆われたトンネルがつながっていて、マヌル達は自由に出入りが出来るようになっています。来園者はそれをガラス越しに見られるようになっています。
この後、牛やネズミ類やペンギンを見ながら園内をぐるっと廻り、オーストラリアの動物がいるエリアへ。
この動物園は全体に檻や柵がなくて、自然な状態で動物を観察出来るようになっている所が多いのですが、ここは目の前に何の仕切もなくカンガルーがいました。
コバトンロードという森の中に作られた通路を歩いていくと、シカとカモシカの谷が現れます。通路の下にカモシカとシカが自然の中に居るような状態で観察できるようになっています。
広いエリアにほんの1〜2頭のカモシカが放牧されていて、動物園にいることを忘れそうな風景でした。
こちらは、ピーターラビットの作者であるビアトリクス・ポター資料館。
イングランドの湖水地方にある本家の建物を再現してあって、昔訪れた時のことを思い出して、懐かしく感じました。
という感じで、お天気のよい一日、園内を歩き回ってかなり疲れました。
再びバスに乗って高坂駅に戻り、そこから反対方面の電車(東上線)で「東松山」乗り換え、「小川」経由で「寄居」まで行き、そこから秩父線に乗り換えて「御花畑」という駅で降りました。見るのも聞くのも初めての場所ばかりでしたが何とか辿り着いてホッとしました。
同じ埼玉県内でも、ここまで2時間かかりました。秩父地方はやはり遠い…
この日に泊まったのは西武秩父駅近くのホテル。
次の日は三峰神社に行きます。