2015年10月20日

フランス・スイス訪問記/その4

10月6日(火)
この日は朝からチューリッヒ動物園に。

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泊まったホテルは、駅から少し離れた、こじんまりとした可愛いホテルでした。家庭的でいい宿でした。

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Mさんがホテルまで迎えに来て下さり、電車で動物園に向かいます。

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動物園は小高い丘の上にありました。入口にあったグッズ売り場。

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園内は、かなり紅葉していました。前日夜に雨が降ったので、空気が洗われてより綺麗に見えました。

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入ってすぐに、珍しい鳥に出会いました。白黒ツートンの白鳥!首が黒くて体が白い。これは、コクチョウとハクチョウの掛け合わせでは勿論なく、クロエリハクチョウです。(因に、ハクチョウとコクチョウを掛け合わせるとグレーの鳥になるそうです)

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ヤク。3日前に生まれたばかりの赤ちゃんもいました。親とはかなり違う風貌。ちょこちょこ動き回っていてとても可愛い。

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ユキヒョウ。合計4頭いました。子供は他の動物園にお嫁に行くことが決まっていたので、間に合ってよかったです。今頃はもう移動しているかも知れません。

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オオカミ。ここにいるのはチュウゴクオオカミです。オオカミ舎は塀越しか、小さな覗き窓から見るようになっていて、観察するのが結構困難。こちらの子も、なかなかのイケメンでした。会えて嬉しい!

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今まで会った事のない鳥類も沢山いました。こちらはエジプトハゲワシ。日本の動物園でも見られる所があるそうですが、私は初めて見ました。

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ホオアカトキ。

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まさに「黒いコウノトリ」という感じのナベコウ。たまに日本にも渡って来るそうですが、かなり珍しい鳥です。

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アルパカやグアナコなど、南米のラクダの仲間たち。色とりどりです。こんなに色のバリエーションがあれば、染めなくても色んなセーターができますね。

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仲睦まじいシュバシコウのペア。

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そして、ここがゾウパーク。昨日日本のテレビ番組でも紹介された、世界的にも注目の施設です。大きなドームの中には、ゾウ達の他、ゴキブリ!や爬虫類などを飼育しているスペースもありました。世界初、ゾウが泳ぐところが見られる深いプールや、ドームの外にもゾウが遊んだりトレーニングをするエリアがあります。

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ちょうどお昼になったので、ドームの中でゾウを見ながらタイ風野菜カレーを頂きます。ちょっとピリ辛で美味しかったですが、全部は食べきれませんでした。

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午後から、ゾウに餌をやりながらのガイドに参加。ガイドはドイツ語なので全然分かりませんでしたが、1歳の仔ゾウのOmyshaと、年の離れたお姉さんゾウの様子が楽しく見られました。キーパーさんがりんごをプールの中に投げて、それをとりに行くのですが、鼻の短いオミーシャはなかなかうまくいきません。最後の方でやっとゲットしました。

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親子から離れたところに、ひときわ大きいオスのゾウがいました。この個は王子動物園にいるマックのお父さんのMaxiです。マックの大きな体と立派な牙は父親譲りだったんだ、と納得。

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この動物園の誇る施設の一つがMasoala Regenwaldという、熱帯雨林を再現した屋内施設です。実際のジャングルのように湿度が高く蒸し暑く、ここでは熱帯に住む様々な動物(サル類、鳥類、爬虫類)を展示しています。これはパンサーカメレオン。信じられないような鮮やかな色です。

最後にもう一度、オオカミやトラのいるエリアに戻って見た後、メガネグマなどを見て、チューリッヒ動物園を後にしました。都会の動物園だからそれほど広くないかなと思っていましたが、ほぼ一日かけても全部は見られませんでした。まあ、見たい動物の所に何度も足を運んだり、一箇所に長く滞在していたせいもあるのでしょうが、もしも再訪するチャンスがあったら、昨日のWildnisparkと同様、今回会えなかった子達に是非会いたいと思いました。

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Mさんと一緒にチューリッヒ中央駅まで戻り、パリ行きのTGVを待ちました。駅構内では本場ドイツと同じようなオクトーバーフェストをやっていて、ソーセージのいい匂いが漂っていました。時間があったらビールでも飲みたかったですが今回は断念。

チューリッヒで2日間お世話になったMさんとお別れし、列車に乗り、一路パリへ。Mさん、本当にお世話になりました。楽しい2日間をありがとうございました。

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5時26分発の列車だったので、ちょうど夕食の時間帯。行きと同じように食事のサービスがあり、白ワインと、メインはサーモンかチキンか選べ、チキンをチョイス。うん、美味しい。
外は真っ暗で行きのように景色は見えませんでしたが、パリまでの4時間はさほど長く感じられませんでした。

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9時半過ぎ、リヨン駅に到着。
広い駅構内を移動していたら10時近くになってしまったので、タクシーで帰ろうかとも思いましたが、深夜料金高そうだし、そんなに危なそうな感じもしなかったので、地下鉄を使いました。無事にホテルに到着した時には、さすがにホッとしました。
自分の部屋に戻って来て落ち着いたら、前の日の朝、鍵を閉め忘れてバタバタしていたのがまるで遠い過去のようでした。最初はどうなることかと思ったけど、無事に目的地まで行って、目標も全て達して帰って来られて良かった!これも全部Mさんのお陰です。
Mさん、チューリッヒの皆様、お世話になりました。楽しい旅をありがとうございました!
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2015年10月17日

フランス・スイス訪問記/その3

10月5日(月)
いよいよ2日間のスイスの旅の始まりです。
今回の旅行は、同じホテルに5泊してパリに4日間滞在するプランなので、中2日を使ってスイスのチューリッヒに1泊2日で行く計画を立てました。なので、不要な荷物はホテルに置いて、スイスで必要なものだけを持って行けばいいのです。

朝5時すぎに起床。スイス方面の列車が出るリヨン駅はパリの南部にあって、宿泊しているホテルのある市の北部からは、地下鉄を乗り継いでいくと30〜40分はかかるので、発車時刻の1時間程前にホテルを出ました。
地下鉄の駅はホテルのすぐ前で、ホームに降りて行ったらちょうど電車が入ってきたので乗ろうと思ったら、混んでいたせいか目の前でドアがバシャッと閉まってしまいました。あ〜、しょうがない、次のにしようと思って、ふとベンチに座った瞬間…大変なことに気がつきました!!
ホテルの部屋には貴重品を入れるセーフティーボックスがあるのですが、その鍵を閉め忘れてきた!おまけに扉を開けっ放し状態で…
ボックスの中には現金(日本円、ユーロ)や自宅の鍵、帰りの航空券の引換券など大事な物が入っているのですよ!!
そんな状態で2日間も留守にしたらどんなことになるか…大急ぎでホテルに戻り、部屋に駆け込み、開けっ放しのボックスの扉をしっかりロック。幸い、まだ朝6時台と早朝だったので、メイドさん(お掃除の人)が入る時間でなくて助かった〜!駅とホテルが近くてよかった〜

すんでの所で大失敗を回避したものの、お陰で朝から疲れました。大丈夫かしらこの先…

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てな訳で予定より10分ほど遅れたものの、リヨン駅に到着。さて、私の乗るTGVはどこかな?と探しましたが、発車する5番線が見つかりません。おかしいなあと思って表示をよーく見たら、一つ下の階のようです。国際線と国内線は違う階なんですね。階段を降りて行ったらありました。今度こそ間違いないな、と乗り込み、自分の席も確認して、ようやくひと安心。

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7時23分、定刻通りTGV9203号はParis Gare de Lyon(パリ・リヨン駅)を発車、一路スイスのZuerich HB(チューリッヒ中央駅)に向かいます。

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窓の外は、のどかな田園風景が広がります。

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因に、今回のTGVのチケットは旅行前にインターネットで予約し、座席番号や名前が書かれているチケットを自分でプリントアウトしたものを持ってきました(TGVは全席座席指定)。検札が来たらそれを見せて、印刷されているQRコードを読み取ってOK。以前TGVに乗った時は、直接現地の駅の窓口で予約しましたが、いやはや、便利になりました。

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しばらくすると朝食が運ばれてきました。パリ-チューリッヒ間を走る路線は、1等車のみ座席での食事サービスがあります。朝早かったので何も食べていないし、目的地まで4時間、時間がたっぷりあるので、このサービスは有り難いです。
車内にはビュッフェもあり、パンやコーヒーなど軽い食事も買えるので、1等車以外の人はそちらを利用してもいいですね。
メニューは「甘い系」と「しょっぱい系」があり、私はハムやチーズのしょっぱい系を選びました。甘い方はチョコレートケーキやジャムが入ったパンなどのようでした。こちらでは朝から甘いものを召し上がる人も多いようです。機内食のような見た目ですが、結構美味しかったです。さすがはフランス。
3時間ほど走り、バーセルに到着。ここで大多数の人が降りて車内はガラガラに。ここからスイスになるので車内アナウンスもドイツ語メインに変わりました。

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11時26分、チューリッヒ中央駅に到着!
ホームでは2日間お世話になるスイス在住のMさんが待っていて下さり、スムーズに合流。あらかじめ乗る車両をお伝えしておいたので、すぐに私と判ったようでした。

さて、ここからはMさんのご案内でWildnisparkという動物園に向かいます。駅のコインロッカーに不要な荷物を預け、Sバーン(近郊列車)とバスを乗り継ぎ、到着。
Wildnisparkは動物園というよりもサファリパークに近く、自然の山や森のあちこちに動物が飼育されている「山のサファリパーク」という感じの所でした。エリア全体がとても広くて、それぞれの動物は囲いの中にいるのですが、木の影や穴の中に入っていると見られないこともあります。このあたりはパリの動物園と一緒でしたが、こちらの方がより自然の地形そのままなので、特に小さい動物は探すのが困難。

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イエネコよりも少し大きいヤマネコ。

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小柄だけど立派な角を持ったアルペンアイベックス。

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狼のいる所は、少し高い位置から見おろすようになっています。木立の中に点々としているのが見えますが、かなり距離があるので、望遠レンズがないと厳しい。檻などがなく見られるのはいいのですが。
因に、ここにいるのはルーマニアのカルパティア山脈にいたパック(群れ)です。種類はタイリクオオカミの中の、俗にCarpathian Wolfと呼ばれる狼です。

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カルパティアウルフは初めて見ましたが、毛色はシンリンオオカミのように白、黒、灰色、茶色などが混ざっていて、個体によって違います。体格はシンリンよりも小柄でした。昨日見たイベリアオオカミより少し大きく感じましたが、標準的なタイリクオオカミの体格かなと思いました。
あまり長時間観察していなかったので、群れの順位などは分かりませんでしたが、常に尻尾を巻いている個体や、夫婦と見られるものを確認しました。
顔立ちは、なかなかのイケメンが多かったです。

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少し遅めのお昼は、園内のレストランで「ワイルドバーガー」という大きなハンバーガーを頂きました。このハンバーグに使われているのは園内で飼育されている動物(ダマジカやアカシカ)の、余剰個体の肉です。やや硬めですがお味はまずまず。

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これは、現在このパークにいる動物の数(大人オス、大人メス、子供)の数を示したものです。

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Wildnisparkの周辺は、これぞスイス!という感じの美しい景色が広がります。まさに、アルプスの少女ハイジの世界。
広大な自然の中を歩くのは楽しいですが、山なので起伏があるし凸凹道だし、体力もそれなりに必要になるので、日頃の運動不足が堪えます。

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遥か遠くに見える、雪を頂いた山が美しい。

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橋を渡った道路の向こう側の敷地内にはこんなものもありました。旧石器時代の洞窟遺跡です。ラスコーの洞窟画のような絵は後で描かれたものだそうです。

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アカギツネ。こっちを向いてくれましたが草にピントが合ってる(T T)

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ヨーロッパバイソン、モウコノウマなどが放牧されていました。ヨーロッパバイソンはアメリカバイソンに比べて少し小柄で、子供もいました。

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そして、どうしても見たかった動物の一つ、ヘラジカ!世界最大のシカです。ここには何箇所かに分けて5頭が飼育されていました。

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こちらは母と子のヘラジカ。母親は水に浸かっていて、子供はさかんに草を食べていました。よく見ると子供は前足を折って膝?をつくような姿勢で草を食べています。足がとても長いので、この方が楽なのでしょう。
何とも言えないのほほんとした顔立ちがたまりません。

他にも、「ネズミ小屋」と呼ばれる、農家の納屋や台所を再現した小屋の中で、ハツカネズミやオオヤマネを飼育している施設がありました。写真がうまく撮れずに残念。

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帰り際に見た、ダマジカの群れ。ダマジカは群馬サファリで見たことがありますが、ここの群れの中には2〜3割ほど、毛色が白いものがいます。シカで白い個体を見たのは初めてでした。何だか神聖な感じがします。

沢山の動物達に会えて、美しい景色も見られて、何よりもお天気に恵まれて、本当に楽しい一日でした。オオヤマネコとアルプスマーモットとクマには残念ながら会えませんでしたが、これも運。またリベンジしたいです。

再びSバーンに乗ってチューリッヒ駅に戻り、荷物を取り出して、予約してあるホテルに向かいました。ホテルまでMさんが付いて行って(連れて行って)下さり、今日一日最初から最後までお世話になりました。どうもありがとうございました。
posted by MIKA at 14:08| Comment(0) | 日記

2015年10月15日

フランス・スイス訪問記その2

10月4日(日)パリ滞在初日はパリ郊外の動物園、Parc zoologique de Parisに行きました。
ホテルから地下鉄で最寄り駅のPorte Doreeまで行き、そこから5分ほど歩いた所に動物園はあります。ここは1934年にオープンし、2008年に一旦クローズ、改装工事を経て2014年にリニューアルオープンしたもので、自然を再現した都市型の動物園ということで、どんな施設か非常に興味がありました。
因に、動物園は「ヴァンセンヌの森」の一角にあり、森の中には湖、競馬場、植物園、ヴァンセンヌ城などがあります。森全体の広さは何と995ha(1haは100m四方なのでその約1000倍!)…なんか見当もつかないのですが、この日の最後にその広さを身をもって体験することになりました。

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朝から快晴の、いいお天気に恵まれました。
ここが入口。ゲートをくぐるといきなり係の人に呼び止められて荷物検査。こういう所でも調べられるとは。
その後、チケットを購入して園内へ。因にお値段は大人22ユーロ(約3000円)。日本の動物園に比べると2倍〜3倍はしますね。
園内は大きく5つのエリア(ヨーロッパ、中米、南米、アフリカ、マダガスカル)に分かれています。朝の10時くらいだと人も少なく静かで、動物もお休みしている子が多かったです。一応ルートに沿って進み、大体1周した後に見たい動物の所に何度も足を運んで、3度目くらいにやっと見られました。

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オオカミ舎とオオカミ達。
ここにいる狼はスペイン・ポルトガルの一部に生息するイベリアオオカミです。小柄で毛色は濃いめ。多摩動物園にいるタイリクオオカミとよく似た風貌です。計3頭いました。
ほっそりとしていましたが、夏毛の影響もあるのでしょう。

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アフリカエリアにはサイ、シマウマ、ライオン、オリックス、キリンなどがいました。この園はキリンの繁殖に力を入れているのか、キリンが10頭以上飼育されていて、赤ちゃんもいました。

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シロサイとグレービーシマウマが混合展示されていました。

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シロオリックス。まだ毛色が淡い茶色の子供もいました。

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このウシ科の動物はアダックスと言います。初めて見ました。顔の模様とネジ曲がった角が面白い。

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アフリカエリアには広い水辺もあって、ここでも初めて見る動物だらけでした。この、ハシビロコウにも似た大きな鳥はマラボー(アフリカハゲコウ)です。

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こちらはクードゥー。私の大好きなネジ角系のスタイリッシュなウシさんです。

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中米エリアにいたピューマ。

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ぐるぐる廻って最初のヨーロッパエリアに戻ってきました。園の奥には人工的に作られた山があり、その中にも展示室があり、爬虫類などが展示されていました。

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山の横にあったバードケージにはハゲワシが数羽。丸ごとの動物の肉を与えられていて、骨から肉をむしって食べていました。

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ヨーロッパカワウソは餌やりをしていました。

獣舎まで行っても寝ているか隠れているかで見られず、何度目かに訪れてやっと見られた動物もいました。

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Wolverine(クズリ)!熊みたいに見えますがイタチの仲間です。初めて会えたので感動!

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ヨーロッパオオヤマネコのペア。一度目は耳しか見えず、二度目は寝顔しか見えず、三度目にようやく動いているところを見られました。日本では王子動物園の故グンマさんしか会った事がなかったので嬉しかったです。
見た感じ、まだ若いカップルのようでした。

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そして、ここに来た以上はどうしても会いたかった、黒ジャガーのアラミス殿。神戸の王子動物園にいる黒ジャガーのアトス君の同腹の兄弟です。たまたまネットで検索していたらここParc zoologiqueにアトスの兄弟がいると知り、今回の旅の切っ掛けにもなったジャガーさんなので、どうしても会いたい、会わずに日本に帰れるか!と。

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最初に来た時に見えたのはこのノーマルカラーのジャガーさん1頭だけ。もしかして交代展示かもと、昼からもう一度行っても同じ。今日は出ていないのか、もしかしたら見られないのか、と半ば諦めかけながらも最後に足を運んだら、奥の方の獣舎にそのお姿を拝見することができました!
公式サイトの画像で見た通り、アトスのように真っ黒ではなく、濃い焦げ茶色にジャガー模様が透けて見えます。期待通りのイケジャガーでした。

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他にも印象深い動物に沢山会えました。このフォッサも、初めて会った動物のひとつです。

広いエリアで放牧されている草食獣を除くと、どの獣舎も不規則な自然に近い形に設計されて、動物にストレスを与えないようにしているようでした。正面はガラス張りになっている所が多いのですが、反射で中がよく見えなかったり逆光で写真が撮りづらいのは、最近の日本の動物園と同じです。獣舎内は茂みや岩や穴ぼこが多く、動物が全く見えないこともありますので、どうしても見たいと思ったら時間を変えて何度も足を運ぶ必要があります。それでも見られなかったら諦めるしかありません…

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日が暮れる前にはホテルに戻ろうと思い、4時過ぎに動物園を後にしました。目の前にある湖では白鳥が泳ぎ、パリっ子達がのんびりボートで遊んだり芝生でゴロゴロしたり、秋の週末を楽しんでいました。
そして、どうせなら観光の一つもしていこうと、ヴァンセンヌ城まで行くことにしました。同じ森の一角だから、10分くらいで着くだろうと思って歩き始めたのですが、行けども行けども見えない。スマホの地図で確認しながら行ったので道は間違っていないはず。結局、30分ほどかかってようやく到着。後で距離を計ったら軽く2キロはあったのでした。ヴァンセンヌの森、広すぎる…

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最初に、動物園とお城が森の一角にあると聞いて、例えれば、天王寺動物園が大阪城公園と大阪城の隣にあるという感じかと思ったら全然違いました。
王家の領地で、王様が狩りをしたくらいだから獲物となる野生動物が沢山住んでいたはず。広さが桁違いでした。

という訳で、アウトドアな一日が終わりました。明日はいよいよスイスに向かいます。
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2015年10月14日

フランス・スイス訪問記/その1

10月3日(土)朝、中部国際空港からフランクフルトに向けて出発。1週間の旅の始まりです。今回は、ルフトハンザドイツ航空利用で名古屋(中部空港)からフランクフルトを経由してパリに向かいます。

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フランクフルト空港に到着後、パリ行きの便に乗り換え…なんですが、TransitとかConnectionなどの乗り継ぎゲートの表示が見当たらない。え?どうなってるの?
ヨーロッパでは現在「シェンゲン協定」によって、EUに属する国の間ではパスポートや入国審査なしで行き来できるようになっていて、外国から来た場合は目的地がどこであれ、EUに属する最初に降りた国で入国することになるのです。よって、最終目的地がフランスであっても、ドイツで入国審査を通ることになるので、乗り継ぎする場合も一旦入国審査場を通ってから乗り継ぎゲートに移動することになる、というのが分かったのはそこを通ってからのことでした。
この辺は、自分がよく理解していなかったのがいけないのですが、中部空港でチケットを渡された時に「最初に降りたドイツで入国します」という説明だけで、入国審査を通ってから乗り継ぎだよ、ということまでは聞いていなかったので戸惑いました。よくよく考えれば当然のことですが…
また、乗り継ぎ便まで4時間以上あったこともあり、ゾーン(A〜Z)は分かっていてもゲート番号がなかなか出ずに、本当にここでよいのだろうかと不安になりました(防犯上、出発ゲートは出発1時間くらい前にならないと表示されないのが常)。フランクフルト空港は広いので、もしゾーンが違っていたらだだっ広い空港の中を延々と移動しなければならないし…(後で聞いた話ではゾーンまで変わることはないそうですが)。
ひとまずチケットに書いてあるAゾーンに向かいました。しかし、そこに通じるセキュリティチェックを通る時に、何が原因か止められ、パスポートを見せろと言われました。
怖そうな係員が空港警察?みたいな人を呼んで、パスポートに押してあるラトビア(バルト3国のひとつ)のスタンプを見て2人でなんだかんだ言っている。「ラトビアへ行ったのか?」みたいなことを聞かれたけど、それはもう7年位前だし、今日は名古屋から来てパリに行くんだと片言の英語で説明したら、何とか通してもらえました。…結局何だったんだろう??一人旅だと目を付けられるのかな?
兎に角、時差で眠くなりながらひたすら待って、出発50分くらいになってようやくゲートが判明して、パリ行きの便に搭乗。1時間半ほどの短いフライトであっという間にシャルル・ド・ゴール空港に到着。

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「翼よ、あれがパリの灯だ」

夜景が綺麗でした(ブレていますが)。
中部空港で預けた荷物も無事に出てきて、出口に。
現地のドライバーさんが私の名前を書いたボードを持って出口で出迎えて下さり、無事に合流(送迎付きのプランでした)、予約してあるホテルに向かいます。この日の客は私一人だけでした。
旅行会社に委託されているとはいえ、ドライバー一人に客一人。ちゃんとホテルまで連れて行ってくれるのか不安で、空港を出てから間違いなくパリ市内に向かっているだろうかと道路標識ばかり見ていました。
夜だったので道も空いていて、早めに到着しました。無事にホテルに着いたのが嬉しくて、言葉は通じないけど荷物も運んでくれたし、キビキビしていて感じのいいドラーバーさんだったので、感謝の気持ちもこめてチップを渡しました。
ようやく自分の部屋に入ったら、安心感から疲れがどっと来て、すぐに眠りにつきました。いやはや、ハラハラドキドキの長い長い一日でした…。
posted by MIKA at 16:43| Comment(0) | 日記